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門前仲町院:足根管症候群

2016/09/29

足の裏に痺れが出たりするのは坐骨神経痛や

足の血流障害等が疑われる事が多いです。

しかし他に原因がある事もあります。

今回は「足根管症候群」という疾患を紹介したい

と思います。


足首の内側の足根骨はそれぞれ高低差があり、溝

になっている所があります。その溝になっている

部分に蓋をする様に屈筋支帯という靭帯が張ってます。

足根管とは、屈筋支帯と足根骨で形成されるトンネル

の事を言います。


足根管には、足の指や足首を動かす筋肉の腱と血管、

神経が通っています。この神経は後脛骨神経といって、

足の裏の感覚に司る神経に枝分かれしていきます。


何らかの原因で足根管の内圧が上がると後脛骨神経が

圧迫され、足裏の痺れや痛みの原因になります。


内圧が上がる原因と考えられるものは幾つかあります。

むくみ、足の変形、静脈瘤、ガングリオン、骨折に

よって起こる屈筋支帯の短縮や伸長、過度の筋肉の緊張、

炎症等が上げられます。


筋肉の緊張であれば筋肉が緩めば改善されます。

足の変形に対しては骨の配列を正しくして、扁平足に

対してはインソール等を使用する必要があると思われます。


私共の鍼灸整骨院は一つの症状に対して、様々な角度から

診るように心掛けております。

中々改善しない痛み等ありましたら是非相談して下さい。

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