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北千住院:姿勢維持筋
2016/11/28
前回は姿勢維持筋群の話をさせて頂きましたが、
今回はそれに関係する施術の例をしたいと思います。
今回の患者様は50代の女性で、主訴は首の張りに
よる痛みと動かしづらさでした。
何度か当院で鍼治療やマッサージを受けていて、
症状は改善しているものの、身体への負担が強いと
きは症状がぶり返してしまう状態が続いていました。
その方は臀部(お尻)の辺りが刺激に敏感で、押さ
れると痛みが強く、身体を逸らしてしまうほどでした。
また、ふくらはぎも筋肉がとても緊張していました。
そこで、身体の後面の姿勢維持筋に対して治療をしよ
うと考え、左右のふくらはぎに対して単刺(打った鍼
を置かずにすぐ抜く方法)を数ヵ所ずつ行ったところ、
臀部を押されたときの痛みが消えて、首の状態も普段
より改善されました。
その後の良好な状態も継続していて、以前のような強
い症状が出ることがほとんど無くなりました。
今回の事から、患部から離れた場所であっても、働き
が似た筋肉への施術は治療効果の向上に重要であるこ
とを実感できました。
身体の前面の姿勢維持筋も施術効果があるかどうかも
これから確かめていきたいと思います。